つわり・逆子・安産
妊婦さんや新米ママのからだの負担の軽減に。
妊娠中は一年足らずの間におなかの中で赤ちゃんが約3kgに成長するといった、急激で大きな変化が起こります。妊娠は自然なこととはいえ、妊婦さんのからだの負担は相当なもの。 体質や体調、環境などにより、その変化についていけないこともあります。
重いつわりや逆子は東洋医学からみると原因があり、鍼灸治療でその原因を取り除くことにより、改善を図ることができます。
つわり
妊娠すると、赤ちゃんを育てようとしておなかにエネルギーが集まります。それによってからだの内側に熱や水分がこもり、それが胃を刺激することで、吐き気などが起こると考えられています。そのため、余分な熱や水分をさばき、胃腸を整える治療を行います。
逆子
人の背中には、上から下に向かって流れる経絡があります。赤ちゃんはおかあさんのその経絡の流れに従って、通常下を向いています。しかし、冷えや緊張、ストレスなどでその流れが滞ったり詰まったりしてうまく流れていないと、赤ちゃんはどちらを向いていいかわからず、あちこち向きを変えてしまいます。
逆子の治療はその経絡のゴールである「至陰」へのお灸と同時に、足にある「三陰交」という経穴にお灸をすることで、おなかを内側から温め、子宮をやわらかくします。
安産
安産とは、陣痛から出産までの時間を短くすることと考えます。 妊娠8カ月目くらいから、子宮口が開きやすくなるよう治療していきます。 それと同時に、バランスが乱れがちな妊婦さんの体調を整える治療を行っていきます。
産後のケア
産後は出産でたくさんの血を失うことで、心身に不調が出やすい時期です。 赤ちゃんに気が向いてしまいますが、お母さんご自身のケアもとても大事になります。